「だって志木ってばすぐに抱きつこうとするから……。」


「問題ないだろ?」


「問題しかないです。」


そう言うと、膝の上に頬杖をついて、不機嫌をアピールする志木。




「俺は常に紅葉に触ってたいの。」


「っな!何言って……!!」


顔から火が出てるくらい一気に熱を帯びる。



「紅葉不足。」



そう言うと、志木は私に手を伸ばした。