空はもうすっかり夕日に染まっていた。 もうすぐ志木が狼になる。 昼は志木が私を包んで、夜は私が志木を包む。 そうやって、これから先も、 狼男と私はあたたかく、波乱万丈に暮らしていくだろう。 狼男だからとか、人間だからとかでなく。 私の「ただいま」に応えてくれるのが志木であれば、 何年、何十年も私は幸せでいられるよ。 さて、狼男さん。 今日も私はあなたのワガママに応えて見せます!! end