「なるだろ……?」 「えー……。」 紅葉が納得いかない、という顔をする。 「……ずっと一緒には……いられないの……?」 そういう可愛いこと言うなよな……。 「……そんなの無理だろ…………」 「無理じゃないよぉ。」 どうしてお前は未来に希望しか持ってないんだ……。 俺は約束が破られるんじゃないか、っていつも不安なのに。 「じゃあ、約束しよう。」 そう言って、紅葉に小指を差し出した。