「……っ…………」 「……藤間……」 『好きって言ったら……?』 言って。 好きって言ったら、諦めない。 どうして言ってくれないの? 抱きしめてくれても、頬にキスしてくれても、それじゃあ届かない。 戻りたくない。 志木を好きじゃなかった時になんて。 昨日も、朝志木と話して泣きそうだった。 夕方志木の頭をなでたかった。 見えない。 志木以外。 誰も見えない。 「……霧島くん……。私は…………」