これ以上私の中の志木の割合を大きくするわけにはいかない。 戻ればいい。 志木を好きになる前に。 簡単だ。 ワガママで、俺様で、私のことこきつかって、すぐにキスとかハグとかしてくるサイテーのやつ。 でも優しくて、まっすぐで、ホントは寂しいくせに強がって平気なふりしてるやつ。 好きで好きで仕方ないから、諦める。 志木に私が好き、と言ったことは忘れてほしいと、明日からもいつも通り接して欲しいとお願いした。