「紅葉は可愛いよね。元がいい、みたいな?」
「嘘だー。」
岡田ちゃんが急に誉め出したから照れる。
いっつも志木にけなされてばっかだし。
「っつーか、小野寺おせーな……。
あ、来た。」
霧島くんの視線の先を見ると、この間買った服を身にまとう志木が歩いてくるのが見えた。
派手ッ子たちの品定めの声が聞こえる。
「遅れてごめん……。」
のんびり歩いてきたくせに。
「いいよ~。気にしないで?」
派手ッ子たちの評価はAだったようだ。
志木の両脇は派手ッ子たちにすぐさま確保された。
「あ、じゃあ行こっか。」
岡田ちゃんの声を合図にみんなが歩き出した。



