「お前、あの店員になめられてたな。」 バスに乗ったとたん、痛いところを突かれた。 「分かってるよ……!」 ほっぺに空気を溜め、ふて腐れ顔をする。 「大丈夫でちゅよ~、俺はお前に魅力がないことなんてとっくに分かってまちゅからね~。」 そう言って、志木は私の髪をボサボサにした。 ヒールで志木の足を思いっきり踏みつけ、席に座り直す。 志木が横目でにらんでいたが、気づかないふりをした。