「もういい~。めんどい~。帰りたい~。」 私に引きずられながらも、文句を言い続ける。 志木のことを無視して、無理やりバスに乗せた。 ちょっとデートみたいだな……。 とか考える。 「金ないってわめいてるくせに……。」 「金はないけど……。丙さんに志木をよろしくって言われちゃったし……。お金ももらっちゃったし……。」 「余計な買い物し出したら怒るからな。」 せっかくなら私の服も買おうと思ってたのに……。 そうこうしているうちに、バスは駅前に着いた。