「志木、これからはどこで住むの?」 「もちろんここにだろ。」 ですよね……。 「じゃあ、荷物運ばないとじゃん……。」 「もう疲れた……。」 ソファーの上にぐったりとねっころがる。 「今日中に荷物運べば明日の家賃払わなくていいんだよ?」 ソファーの背もたれから私の方を睨む。 「じゃあ手伝え。」 久しぶりの暴君に早速イラッとした。