とりあえず学校に間に合わない、という理由で話はお預けにして、家を出た。 一緒に行くのは色々まずいということで、小野寺くんは先に行った。 っていうか、性格違いすぎない!? 学校でのあれはキャラだったの……? かなりショックなんですけど……。 教室に入ると、いつも通りの小野寺くんが男子と話していた。 一瞬チラッと私を見て、すぐそらした。 いつもだったらすごい嬉しいのに……。 「話すなよ。」という目配せだ。 狼って言うより狐っぽい。 放課後にならないでー……。