『志木へ 手紙読んだよ。この間のことはあの娘にも謝っておいてくれ。 文化祭というものにも行ってみたいと思う。人の催す祭りにも興味がある。 4日(日)くらいにそちらに行く。 楽しみにしてる。 丙』 「おお!来てくれるんだ、丙さん。」 「良かった……。」 志木が安心しきった声をもらす。 本当に女子と回りたくなかったのね……。 「4日に来るなら、あと3日もあるからいっぱいごちそう作るね。」 「おお。」 私も叔母さんからの手紙の封を切った。