ベッドに近づき額に軽くキスを落とす。


さすがに口はまずいからな。


「…んっ。スゥー」


声が漏れ、起きたかと思ったらまたすぐに寝息が聞こえてきた。


起きるまで放置だな。


目覚まし時計はあえて止めておく。


こいつが起きたときの反応が楽しみだな…。


音を立てないよう部屋から出ていき、リビングへ向かう。


リビングに入るとおばさん達の朝食の後片付けをしている。


「千秋起きた?」


俺に気付いて尋ねてくるが、当然のように首を横にふる。


じゃあコレ食べちゃって、とアイツの朝食を目の前に差し出される。