「結」 もう一度、結界を張り直し、ポケットからネックレスを取り出す。 ─シャラリ… ネックレスを着けると、体が霊力で満たされてくる…。 ─パリッ…! 張ったばかりの結界は、私の霊力に耐えられなくなり、無惨にも砕け散った…。 ブワリ─…。 「「…ッ!」」 私の霊力が溢れたことに驚いたのか、生徒が皆、動きを停止させた。─津瀬部を除いて。 「これでも─… まだ、歯向かいますか?」