声につられて、ゆっくりと目を開く。 「…え」 ワタシは、髪の短い女の人に、お姫様だっこされている。 「アンタほっそいねー!! ご飯はちゃんと食べなきゃだめだよ!」 女の人はワタシをおろし、そう言ってから去ってしまう。 よく見たら、同じ制服を着ていた。 (ワタシと同じ、新入生…?) ワタシはしばらく放心していた。 どうにもやまない、このドキドキはなんだろう。 ワタシを軽々と支えた身体。 凛々しい目。 透き通るような声。 そのすべてが、一瞬でワタシを痺れさせた。