「すずちゃん!よく言ってくれたわ!」


そう言ってハルが、私に向かって拍手をする。


「ホント、すっきりしたわ」


すぐ近くに座っていた女子も、ハルに続いて拍手をし始めた。


「見た~?あの五十嵐の情けない顔ー。かっこ悪いったらありゃしないわー」


「いいザマよねー」


拍手の数は次第に増えていき、気がつけばあたしは女子全員から盛大な拍手をされていた。


「えー…」


この状況にどうしていいかわからず、呆然としていると。


あたしの前に座る八神が、身体を震わせながら必死に笑いを堪えていた。


な、何よ、コイツ…。


やっぱりムカつく…。


そんなこんなで。


あたしはすっかりクラスの女子から『男前』と呼ばれるようになってしまったのだった。