くるり後ろを振り返ると、片岡君と隆治が並んで座っていた。


「おはよ、すずちゃん。
この前は、ドタキャンしてごめんね」


片岡君が申し訳なさそうに両手を合わせる。


「ううん。大丈夫だよ」


チラリ隆治に視線を移すと、隆治はにっこり微笑んでくれた。


あたしも微笑み返す。


それだけで、すごく心が温かかった。


「じゃあ、出発ー」


右京君の合図で、車が走り始めた。


車は街中から高速道路へ入る。


今日は天気も良いし、絶好のドライブ日和と言えるかもしれない。


車はどこに向かうのかと思えば、大きな都市公園で。


自然に抱かれながら、あたし達はしばらく六人で散策を楽しんだ。