「どうしたの?母さん、今何時…?」


むくっと起き上がり、まだ開き切らない瞼をこする。


壁にかかった時計を見ると、まだ6時半だった。


母さんがあたしを起こしに来るなんて珍しい。


「すず。落ち着いて聞きなさい」


「え、どうしたの?」


尋常じゃない母さんの様子に、心臓が急にバクバクと音を立てる。


何?


何なの?


一体何を言おうとしているの?


母さんは一度深呼吸をすると、あたしの目を真剣に見つめた。



「隆治君のおじいちゃんがね。




今朝、




亡くなったの…」