一番最初に位置した場所、その場に座りこんだまま貴未は俯き千羅から表情は見えなかった。
「じゃあ永は…。」
「おそらく貴未が考えている場所にいる。」
貴未が顔をゆっくりと上げる。
怒りだろうか、無表情に近い顔を見せていた。
「貴未、もうすぐカルサが戻って来る。」
千羅の言葉に貴未は視線だけを送り反応した。
間もなく扉の開く音が聞こえ、それと同時に千羅が張っていた結界が消える。
足音が近付くにつれて高まる妙な緊張感、一触即発しかねない張りつめた空気がその部屋を支配していた。
そして書斎の扉が開く。
「皇子。」
姿が見え彼を呼んだのは千羅だった。
肩には光の精霊、桂を乗せている。
そして傍らにはいつものようにラファルがいた。
「その竜が光の精霊ですか?」
「ああ、桂だ。」
千羅に答えた後、カルサは貴未の方を向いた。
睨むような表情だが貴未の目線はカルサの足元辺りに落ちている。
「じゃあ永は…。」
「おそらく貴未が考えている場所にいる。」
貴未が顔をゆっくりと上げる。
怒りだろうか、無表情に近い顔を見せていた。
「貴未、もうすぐカルサが戻って来る。」
千羅の言葉に貴未は視線だけを送り反応した。
間もなく扉の開く音が聞こえ、それと同時に千羅が張っていた結界が消える。
足音が近付くにつれて高まる妙な緊張感、一触即発しかねない張りつめた空気がその部屋を支配していた。
そして書斎の扉が開く。
「皇子。」
姿が見え彼を呼んだのは千羅だった。
肩には光の精霊、桂を乗せている。
そして傍らにはいつものようにラファルがいた。
「その竜が光の精霊ですか?」
「ああ、桂だ。」
千羅に答えた後、カルサは貴未の方を向いた。
睨むような表情だが貴未の目線はカルサの足元辺りに落ちている。



