僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】





 「僕は君を守るって決めたんだ

 だから、僕を頼ってほしい」





 僕はそっとすみれの手を包んだ



 でも、すみれは顔を曇らせると僕を見上げた





 「守れないものも、あるかもよ?」





 すみれの瞳はうるんでいて、何かを訴えられてるような気がしてしまう




 僕が何も言えずにいると、すみれは首を横にブンブンと振って笑ってみせた