狼クンとの恋日記

「え!あ、と。な、なにかD組に用かな?」


心を打ちぬかれた男子生徒の1人が
場を和ませようと琴葉に近づく。


…下心見え見えだな。


そんな男子生徒にニッコリと笑ってテキストの束を手渡している。


「これ、D組の先生からD組に届けてくれって。
夏休みの課題だそうです。」


ニッコリと満面の笑みを浮かべている琴葉に
男子生徒は顔を真っ赤にして


「あ、う、うん。」


物凄い勢いでどもった男子生徒はじゃあこれで!と
笑顔でA組に戻っていく琴葉をぼーっと見つめていた。