「なあ琴葉。ここってどうするんだ?」


私と上八木君しかいない教室には
ほんのりと夕焼けが差し込んでいる。


「あ、えっと。ここはこれをこうするんだよ。」


「さんきゅー。」


上八木君が私に問題を聞いて私がそれを教えてあげるという
方式で私と上八木君は協力してテキストを仕上げていく。


上八木君の隣に私が座っているので距離が近い気もするけど
私なんかが近くに居てもなんとも思わないでしょう!!