狼クンとの恋日記

「え!?琴葉!?」


夏の太陽に身をさらす直前で私に呼び止められた
上八木君はこちらを振り向いて目を見開く。


すみません。どうしても昨日のお礼をしたいんです。


「あ、あのもし良かったら…」


なおも驚いている様子の上八木君に私は駆け寄って
持っていた2つのお弁当を片方突き出す。


「え…?な、なんだこれ…?」


「えっと、昨日お兄ちゃんが迷惑掛けちゃったし
昨日助けてくれたから。あ、いらないなら
返してくれていいから!!」