「なんで… どうしてオレは、こんなにも…ッ!! アイツの病に気付けなかったんだ! オレが気付けば!オレが素直になっていれば…!」 オレは、今になって高条の痛みを知る。 “フられるのはつらいんですよ” “怖いの” “しっかりしなきゃ” “ちゃんと笑わなきゃ” (オレはこいつの本心に1つも気付けなかった…!) オレは、声を押し殺して泣いていた。 その時、ベッドの上においたノートが、風に揺れてぺらぺらとめくれる。 最後のページを、どうやらオレは読んでいなかったらしい。