《悠斗SIDE》

梨々の病室に入ると、梨々は笑顔で起きていた。

でも、梨々の体のあちこちには、機械が繋がれている。

俺のせいだ。
俺がちゃんと梨々の事を理解してなかったからだ。

梨々華「悠くん。」

悠斗「ん?どうした?」

梨々華「気にしないでね。私の不注意だったし。それに、私の命が短いせいだから。」

悠斗「えっ?」

驚いた。自分の命が短いことを理解している。

梨々華「でもね、私、悠くんが治してくれるって、信じてるから。」

悠斗「ああ。」

梨々の期待に絶対にこたえる。