《悠斗SIDE》

今日は、梨々には、悪いと思ったけど、少し学校で委員会が長引きそうだったから、遅くなると伝えた。



最終下校時刻の六時半になった。

遥希「悠斗、じゃあな。」

悠斗「じゃあな。」


俺は、遥希と別れ、急いで家に帰った。



《家》

家の鍵はあいていて、中に入ると、異様な咳が聞こえてきた。

俺は慌てて、家の中に入った。

そこには、胸を掴みものすごく苦しそうにしている、梨々がいた。

悠斗「おい。梨々、大丈夫か?」

俺が聞くものの、梨々は目を閉じたまま何も言わない。

俺は、急いで父さんに電話をかけた。





数分後に救急車は到着した。