天才!Doctorは幼なじみ!

《梨々華SIDE》

ハァー。

いつもと変わらない、白い天井。

悠斗「梨々。苦しくないか?」

いつも心配かけてる、悠くん。

梨々華「大丈夫。」

悠斗「心配、かけすぎてるとか、思ってんじゃねえからな。」

私の心、完全に読まれてるよ。

梨々華「えっ!」

悠斗「顔に書いてある。」

梨々華「ごめんなさい。」

悠斗「謝るな。俺が惨めになる。」

悠くんは、優しいな。

梨々華「優しいね。」

悠斗「梨々華くらいだよ。」

梨々華「えっ?」

悠斗「梨々だから、優しくできる。前の俺だったらこんなことなかった。」