天才!Doctorは幼なじみ!

《処置室》

勇大「梨々華ちゃん!注射するね。」

梨々華ちゃんは栄養失調で点滴を3本もつけているから、辛いはずだけど、〝痛い〟なんて言葉聞いたことない。

梨々華「ハァーハァーハァーハァーハァーハァーふうーはぁー」

勇大「梨々華ちゃん!わかるかな?」

梨々華「ハァーハァーは、ハァーい。ハァーハァー」

これ以上、この体に注射するには、負担が大きい。点滴3本でさえも、危ういのに。

勇大「酸素マスク、持ってきてー!」

看護師「持ってきました!」

勇大「梨々華ちゃん。すぐ楽になるからね。」


しばらくして…。

梨々華ちゃんの過呼吸は、おさまった。

過呼吸の時間が長かったせいか、ものすごく疲れ果ててる。

悠斗「父さん。梨々は?」

勇大「だいぶ、落ち着いたけど、結構、きついな。」