天才!Doctorは幼なじみ!

《悠斗SIDE》

父さんは診察があるみたいで、すぐに出て行った。

悠斗「梨々。大丈夫?辛くないか?」

梨々華「大丈夫。でも、ちょっと疲れてるから。寝たい。」

悠斗「俺は、ここにいるから、安心して、寝な。」

梨々華「うん。悠くんありがとう。」


俺は、梨々の手を握った。


梨々はすぐに、寝てしまった。

さっきまで苦しんでたからか、ものすごい汗をかいている。


ガラガラ。

誰?

龍太「悠斗くん。梨々華の様子は、どうかな?」

俺は小声にして喋った。
悠斗「今、寝たところです。寝る前に、熱が少し高かったので、注射をしてます。あと、栄養失調なので、点滴も三本つけてます。」

華恋「梨々華には、悪い事をしたわね。私たちのせいでこんなにも、辛い思いをさせなきゃいけないなんて。」

梨々華「お母さん達は何も、悪くないよ。私が自己管理できてないのがいけないんだもん。」

悠斗「梨々。起きてたんだ。」

梨々華「うん。やっぱ、寝るの怖くて。」

華恋「梨々華。ごめんね。何にもしてあげられなくて。」

梨々華「気にしないで。仕事に戻らないの?」

梨々は、どこか、冷めた様子だった。

何を思っているのか、わからないけど、これだけは、わかる。

こうゆうときだけ、親ヅラするんじゃない。

そうだろう。