《梨々華SIDE》

採血で三本もぬかれてしまい、わたしは、結構、クラクラしている。


梨々華「キャッ!」

悠くんの胸に倒れてしまった。

勇大「梨々華ちゃん。貧血みたいだから、そのまま、しばらくは、動かない方がいいよ。」

梨々華「悪いです。」

悠斗「おとなしくこのままでいな。」

悠くんは、優しく、背中をさすってくれる。

梨々華「悠くん。寝ちゃいそう。」

悠斗「寝てもいいよ。」

勇大「寝てる間に少し、点滴追加するね。」

梨々華「はい。」