私は、生まれつき喘息を持っていた。

だから、いつ発作に襲われるか、わからない。


そんな時だった。


私は幼稚園で運動会の練習中に発作を起こして、病院に入院する事になった。


お父さんは、医者で外科医
お母さんは、看護師。



《病院》

医者「梨々華ちゃん?目は、覚めたかな?」

梨々華「お父さんの知り合いですか?」

医者「そうだよ。今日から梨々華ちゃんの担当の医者になった、笹木 勇大です。よろしくね。」

梨々華「よろしくお願いします。」

医者「なんか、聞きたいことは、あるかな?」

梨々華「退院は、いつできますか?」

医者「検査が必要だからな、まだ、わからない。でも、異常がなかったら、すぐに退院できるよ。だから、大人しくしててな。」

梨々華「はい。」


先生がいなくなった後の、病室は、一人だから寂しい。