あった。
「まぁ教室行きますかぁ♪」
教室に入ったサキは、黒板に向かった。
黒板にはA4の紙がはられていた。
その紙は席の表だった。
サキは窓側の1番後ろの席だった。
隣ゎケンタ…『宮河健汰』だった…。
サキは、ケンタとあまり良い思い出がない。
なので少し気分が落ちた。
それにケンタ以外周りの人は知らない人。
教室に居づらかったので、ユウの所へいった。
「ユウ〜《泣 隣がケンタになっちゃったよォ…」
「いいじゃんッ!ウチなんか全然知らない人だょ…イケメンだからゆるすけど《笑」
「まだ知らないイケメンの方がいいよ!!!」
……30分ぐらい話しただろうか。
まわりが騒がしくなっていた。
 それに先生らしき人が叫びだしていた。
「クラスごとに席の順番でならべ〜!!」
サキはユウにまたね!といって自分のクラスに行き並んだ。
「なぁウチと友達にならへん?」
前に並んでいた子が話しかけてくれた。
「え?サキ??いいの??」
「ウチはええで!友達になりたいねん。」
「ありがとッ★サキって呼んでね!」
「ウチの事はナナって呼んでや★」
サキはナナ…『細谷奈々』と中学生初めての友達になった。
ナナは関西出身でもないし関西に行ったこともないらしい。
なのに超関西弁だった。
体育館に入ると入学式の準備がしてあった。
先輩はもう座っていた。
サキ達1年生も座り始めた。
全員座ったとこでかったるい式が始まった。
校長の長い話し…生徒代表の挨拶…
つまらない!!!
「ナナァ〜。ひまだよ〜…」
「………」
「ナナ??」
「………」
ナナから返事が無い。
サキがのぞくと…寝ていた!
ナナが寝ていたのでサキも寝る事にした。
何十分寝ただろうか。
「…あの。式終わったよ!」
後ろの子が起こしてくれた。
「あぁ。ありがとう♪…ん?誰?!」
「アタシ?滝野里実だょ!」
「そっかぁ!わざわざサンキュっ!」
サキはそう言って体育館から出た。
また教室に戻り、今度は担任のかったるい話しが始まった。
趣味やあだ名…特技……まるで