「羅夢…、友達が立て続けに亡くなってしまったのが悲しいのはわかるわ!だけど、出てきなさい!ちゃんと学校にも出なさい!!」


私の部屋のドアをドンドンと叩くお母さん。


「イヤよ!絶対に出たくない!外に出たらあいつに会っちゃう…私、死んじゃうよ!!」


「な、何をわけのわからないことを言ってるの??」


今の私は精神的にかなり追いつめられていた。


ドッペルゲンガーを恐れるあまりに、夢に自分のドッペルゲンガーが出てくるようにもなった。


すると私は寝ることも怖くなってしまった。


外にも出られない、寝ることもできない。


毎日、いつでも恐怖に襲われた。