何この人…。 顔をしかめて見上げれば… イケメン…。 一目でそう印象を与える男が立っていた。 茶髪で、首筋まで伸びた髪。決して誠実という印象を与えることはないが、お偉い人たちは嫌な顔ひとつせず彼を迎えた。 彼も清々しい顔をして椅子に腰掛けると机の上で腕を組む。 「さぁ、始めましょう」 そして、言った。 あんたを待ってたのよっ! とっさに彼を睨んだ。 いけ好かない男である。 どうにも好きになれそうになかった。