年下レンアイ2


「ちぃーす。こんちは!今日からここで働く事務員の皐月でーす。以後、お見知り置きを!」


満面の笑みでピースする彼を、私は呆然と眺めた。

「……ん?俺の顔に何か付いてる?」

「…あ、いや…そうじゃなくてね……えーと…、部長の佐々井です。で、こっちが新入社員の沢田くん、移動の弥生ちゃん、アドバイザーの……ってあれ?」

「よろしくー」

「よろしくお願いします」

「よろしく…です…」


沢田くんと弥生ちゃんが彼と挨拶をしている間、ふと後ろを見ても名刈さんがいない。


「…?さっきまではいたんだけどな……?」


「誰がいたの?」


「わっ」

顔を覗き込まれて驚いた。

なんていうか……人懐っこい人なのね。


「名刈さん。ここのアドバイザーでここで一番偉い人なんだけど……えー?さっきまでここにいたのにー」


どうしたんだろう、と疑問を浮かばせて彼を見た。彼が呟いた気がした。


「名刈…ね…」