そして少女は兵器を知る

ズガガゥン!!

「!!」

刹那、男のガトリング砲が吠えた瞬間、私は初めて、敵以外の方向へ跳んだ。

背後にあった木に、巨大な穴が穿たれる。

舞い散った樹皮の小槍を頬に受けながら、

「っ、チョロチョロと!! お前ら、容赦なく撃ち続けろ!! ガキ一匹だっ!」

私はさらに跳ぶ。

靴が落ち葉の地面をえぐり、風に、穴だらけのワンピースの裾がはためく。

私は、

「もう、当た、らないっ!」

宙で体をひねり、気の幹に、両足を。

膝を曲げた状態で。

「もう!」

そして真横に、

「当たらない!!」

跳躍した。

景色が圧縮され、流れていく。

私の飛び抜けた空間を、閃光が掠めていく。

「バカ野郎、着地点を狙えっ!!」

ズガガゥン!!
ズガガゥン、
ガガォンッ!!


と、私の眼前に並ぶ木々が、連続で爆ぜる。

視界に、吹雪のように木片が散り飛び、目に入る。

「っ」

視覚が、一瞬奪われる。

着地をしくじり、地面を転がる。