そして少女は兵器を知る

撃たれた足の機動性が低下している気がする。

私の血が、点となって落ちていく。

原動力が漏れてしまっては、本領が発揮できない。

だけど、だけどだけど、知識が言っている。

敵の命を奪えば、問題ない。その首を掌握し、潤いを搾取してやる。

ガガガッ、
ガガガガッ、
ズガガゥン!!

四方から飛来する嵐を駆け抜け、私は遂に正面、一人目を見つける。

緑色の迷彩柄に身を呈し、顔まで暗緑色に染めた、人間。

「生き残る……っ! お前を、殺してぇ……!!」

気迫を叫んだ私に、人間が秒、怯んだ。

木々に隠れていた姿勢から、立ち上がり、真っ向で弾丸を撃ち込んでくる。

「おおおおおおっ!!」

人間の雄叫びが、幾百のつぶてになって、私に叩き込まれる。

私はそれを全弾受けても、止まらなかった。

そして、

「生きっ、」

「ひっ!?」

「るっ!!」

「ぉごっ!?」

男の喉笛を鷲掴みにした時、私の腹からは腸がはみ出、片目が潰れていた。