そして少女は兵器を知る

そしてこの時もうひとつ、理解した。

「私の名前は」

「?」

「私の名前は、スカーレットじゃない」

『スカーレット』という言葉の裏にある、私の存在を『生物』から『無生物』へ変換してしまう、意味を。

「私の名前は、ミリアリア。――スカーレットじゃ……兵器じゃ、ない」

しかし私の言葉は、

「へっ、もう腐っちまってたか」

男には簡単に、笑い飛ばされた。

腹が、

「私、お前、嫌い」

立った。