そして少女は兵器を知る

ガトリング砲、というのかもしれない凶器を小脇に抱える男は、熊のように笑った。

「用っちゃ用だ。いきなりだが、俺らと一緒に来い。お前はあんなじいさんとこで腐っとるようなもんじゃねぇんだからな」

「じい、さん……」

ちりりと、私の中のどこかが、無粋で小汚ない火に、焦がされた。ひびが、入る。

「そうとも。お前は特別な存在だ。知らんヤツはいない」

私はその焦げ目が、

「だからな、ひなびたじいさんとこで腐るより、俺らンとこへ来い」

「……」

「さあ、スカーレット」

「いや」

侮辱を受けた憤りだと、知識が感情を弾き出した。

「私はお祖父様といなければならない。それしか、ない。消えて」

男の頬が、ひくつく。

「ほぉ、……素直に来るとは思わんかったが……ほぉ」

直後、まるで男の内心を汲み取ったように、周囲から殺気が溢れ出でた。

男が言う。

「それなら、お前は危険だ。ここでじいさん共々、死ねや、スカーレット」