そして少女は兵器を知る

私は言った。

「いってきます」

「ああ、いっておいで」

そして、お祖父様を置いて車のドアを開ける。

今までまったく気にしていなかった外は、木々が道の両側を覆う、山道だった。

舗装された道路と、光るように白いガードレールばかりが文明を主張し、その差異と静けさが余計に、周囲にひと気がないことを物語る。

ただ私は――

「ほお……お前が噂のスカーレットか。本当にガキだな」

「……」

車の前方、人が抱えるには大きい、弾丸の蛇が連ねる機銃を手にした男が、いて――

それが、人というよりも、獣のようなのを、感じた。

まるで、あの混同猛獣のように。

「それが、なに」

そればかりじゃない。

「お前――達、私に、なにか用?」

周囲の森にも、獣のような気配が、漂っていた。

まるで、すり鉢の中に落とされ、監視されているかのような、重圧。

いつかの、三日月の笑顔を浮かべたあれが、たくさんいる……そんな、感、じ。