「マジ?同い年かよ…あ、ごめん」


彼のその一言に少しショックを受ける。
確かに身長は150センチとちょっとしかないし童顔だから高校生には見えないだろうけどさ…

まさか小学生と言われるとは。


「いいよ、私童顔で背低いし」


「ホントごめん。
あ、俺そろそろ帰るわ」


奏太はもう一度ごめん、と言った。


彼が病室から出て行くとき、


「あの、また来てくれる?」


どうしてその言葉を発したんだろう。


「あぁ。また明日も来るよ。
あとさ」


「うん?」


「俺、幸未って名前結構好きかも」


彼は口元に笑みを浮かべて帰っていった。


なぜだろう。
彼に出会った時、胸がギュッてしたんだ。

発作の前兆かな?

でも、今までと違うんだ。


今まではただ苦しかっただけだけど今のはそこに幸せな感じも入ってる。



それが・・・・



私と奏太の出会いだったんだ・・・・