女の子か…
仲良くできるといいな。
入院してから私はヒマで仕方ない。
両親は共働きだから3日に一度しか来てくれない。
入院したことは中学の時の友達は知らない。
この前、結夏が一度来てくれたけど高校生活が忙しくて滅多に来れないらしい。
そして午後。
「こ、こんにちは」
「こんにちは。今日からよろしくね」
307号室に入ってきた女の子はとても可愛い子だった。
肩下まであるストレートな髪が羨ましい。
クリーム色のカーテンがその後は締められたからよくわからない。
でも、家族との楽しい会話が聞こえてきた。
夕方になってその子の家族が帰っていった。
私は家から持ってきた雑誌を読んでいた。
すると、締まっていたカーテンが20センチぐらい開いた。
女の子がこっちを見ている。
「名前は?」
私が問いかけると女の子はビクッと体を震わせた。
「カホです。森内歌穂(モリウチカホ)
中2です。」
「歌穂ちゃんね。私は山中幸未。
この春から高1」
「高1?じゃあ、お兄ちゃんと一緒だ…」
「お兄ちゃんいるの?」
仲良くできるといいな。
入院してから私はヒマで仕方ない。
両親は共働きだから3日に一度しか来てくれない。
入院したことは中学の時の友達は知らない。
この前、結夏が一度来てくれたけど高校生活が忙しくて滅多に来れないらしい。
そして午後。
「こ、こんにちは」
「こんにちは。今日からよろしくね」
307号室に入ってきた女の子はとても可愛い子だった。
肩下まであるストレートな髪が羨ましい。
クリーム色のカーテンがその後は締められたからよくわからない。
でも、家族との楽しい会話が聞こえてきた。
夕方になってその子の家族が帰っていった。
私は家から持ってきた雑誌を読んでいた。
すると、締まっていたカーテンが20センチぐらい開いた。
女の子がこっちを見ている。
「名前は?」
私が問いかけると女の子はビクッと体を震わせた。
「カホです。森内歌穂(モリウチカホ)
中2です。」
「歌穂ちゃんね。私は山中幸未。
この春から高1」
「高1?じゃあ、お兄ちゃんと一緒だ…」
「お兄ちゃんいるの?」

