愛しい、大好きな人の声だから。


「奏太、来てくれてありがとう」


私は立ち上がり、声のする方へと体を向けた。


「話って?」


「取りあえず座って?」


私は奏太をベンチへと誘導させる。


「この前は傷つけてごめんなさい。
今更、もう遅いって思うかもしれないけど私ね…」


素直になれ、幸未。












かっこいい言葉とか嘘なんてつかなくていい。

















飾らないこの二文字の言葉で伝えるんだ。