私は転びそうになるのを必死に抑えて奏太を追いかけた。
全力疾走で走ってるつもりなのに歩いてる奏太に全然追いつかない。
その時、私は何かにつまずいた。
そしてそれと同時に発作が起きた。
「ほら、ちょっと走っただけでそれだろ?」
その言葉を吐き捨てて奏太はとうとう見えなくなってしまった。
遠のいていく意識。
奏太、どこ行くの?
1人にしないでよ。
さみしいよ。
あの女の子のとこへ行くのはやめてよ…
――――――――
「幸未!」
誰かに名前を呼ばれて目を覚ました。
目を開けると結夏がいた。
「大丈夫?随分、うなされてたよ。
悪い夢でも見た?」
全力疾走で走ってるつもりなのに歩いてる奏太に全然追いつかない。
その時、私は何かにつまずいた。
そしてそれと同時に発作が起きた。
「ほら、ちょっと走っただけでそれだろ?」
その言葉を吐き捨てて奏太はとうとう見えなくなってしまった。
遠のいていく意識。
奏太、どこ行くの?
1人にしないでよ。
さみしいよ。
あの女の子のとこへ行くのはやめてよ…
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「幸未!」
誰かに名前を呼ばれて目を覚ました。
目を開けると結夏がいた。
「大丈夫?随分、うなされてたよ。
悪い夢でも見た?」

