「あ、お姉ちゃん!
来てくれたの?」
私は久しぶりに小児病棟に行った。
「絢(アヤ)ちゃん、久しぶり。元気?」
「元気だよ!早く退院したいな」
小児病棟にあるプレイルームに行くと友達の絢ちゃんが駆け寄ってきた。
「そっか。よかったね」
「あのね、この本読んで!」
絢ちゃんから本を受け取った。
渡されたのは白雪姫。
絢ちゃんとは廊下でぶつかって偶然仲良くなった。
入院したばかりの時、ヒマでしょうがなかった私は病院内を歩き回っていた。
曲がり角で車椅子に乗った絢ちゃんと私はぶつかった。
『きゃっ!』
絢ちゃんは小さなうめき声を上げた。
『ごめんね?大丈夫?』
慌てて屈み顔を覗き込んだ。
『いいの…本読んでた絢がいけないの』
そんな会話をしたらなぜか絢ちゃんの病室まで車椅子を押すことになっていた。
『あの、おねーちゃんこれ読んで?』
『いいよ。なーに?』
本を渡され表紙を見ると「白雪姫」だった。
来てくれたの?」
私は久しぶりに小児病棟に行った。
「絢(アヤ)ちゃん、久しぶり。元気?」
「元気だよ!早く退院したいな」
小児病棟にあるプレイルームに行くと友達の絢ちゃんが駆け寄ってきた。
「そっか。よかったね」
「あのね、この本読んで!」
絢ちゃんから本を受け取った。
渡されたのは白雪姫。
絢ちゃんとは廊下でぶつかって偶然仲良くなった。
入院したばかりの時、ヒマでしょうがなかった私は病院内を歩き回っていた。
曲がり角で車椅子に乗った絢ちゃんと私はぶつかった。
『きゃっ!』
絢ちゃんは小さなうめき声を上げた。
『ごめんね?大丈夫?』
慌てて屈み顔を覗き込んだ。
『いいの…本読んでた絢がいけないの』
そんな会話をしたらなぜか絢ちゃんの病室まで車椅子を押すことになっていた。
『あの、おねーちゃんこれ読んで?』
『いいよ。なーに?』
本を渡され表紙を見ると「白雪姫」だった。