そんな自分が奏太を好きになっていいはずがない。



奏太には健康な人と幸せになって欲しい。


だからこの気持ちは絶対忘れなきゃダメなんだ。



好き、大好き。



でも、この気持ちは隠し通さなきゃいけないんだ。


これ以上、気持ちが溢れないように私は壁を作った。


そして更に頑丈な鍵もかけた。


もう誰も入ってこれないんだよ。