6年後…
「山中さ~ん。山中幸未(ヤマナカユキミ)さん」
待合室でナースが私の名前を呼んだ。
私は立ち上がり指定された診察室へ入る。
「幸未ちゃん、最近どう?
変わったことはない?」
「後藤先生、毎回同じこと聞いてるよね。
私は大丈夫。
変わったことなんて何もない」
呆れたように言い返す私を見て担当医の後藤先生は苦笑した。
「だったらこの検査結果はどうした?」
先生は私に一枚の紙を見せた。
あー…
この前より結構悪くなってるね…
「この前、学校遅刻しそうになってダッシュで登校したんだよね…」
「激しい運動は禁止だって何度言ったらわかるんだ。
今の状態が続けばいつ発作が起きてもおかしくない状態になるんだからね」
先生の注意を右から左へ聞き流す。
発作が起きるってことは死ぬって事。
別に死んでもいい。
どうせ治らないんだから規則に縛り付けられずに生活したい。
そう思う私っておかしいのかな?
「山中さ~ん。山中幸未(ヤマナカユキミ)さん」
待合室でナースが私の名前を呼んだ。
私は立ち上がり指定された診察室へ入る。
「幸未ちゃん、最近どう?
変わったことはない?」
「後藤先生、毎回同じこと聞いてるよね。
私は大丈夫。
変わったことなんて何もない」
呆れたように言い返す私を見て担当医の後藤先生は苦笑した。
「だったらこの検査結果はどうした?」
先生は私に一枚の紙を見せた。
あー…
この前より結構悪くなってるね…
「この前、学校遅刻しそうになってダッシュで登校したんだよね…」
「激しい運動は禁止だって何度言ったらわかるんだ。
今の状態が続けばいつ発作が起きてもおかしくない状態になるんだからね」
先生の注意を右から左へ聞き流す。
発作が起きるってことは死ぬって事。
別に死んでもいい。
どうせ治らないんだから規則に縛り付けられずに生活したい。
そう思う私っておかしいのかな?