「明日、結夏と遊ぶから。
結夏の家で」


「わかった。
気を付けて行ってくるのよ」


お母さんは、まだ仕事が残ってるから、と言って部屋を出て行った。

私は再び問題集に取り掛かった。

数分後…―――


「わっかんない!」


私はシャーペンを投げだした。
ずっと考えてる数学の応用問題がさっきから全然理解できない。

レベル的には高1の内容だから余計にイライラする。

そうゆう時には奏太に問題の写メを送るんだ。

奏太は教えるのが上手いし頭も良い。
だから私の先生代わりだ。


4/21/17:02
to:森内 奏太
subject:無題

――――――――――
数学わかんない!
時間あったら解説よろしくお願いします(*´▽`*)


―――END―――


メールを打って写メも添付する。

しばらく雑誌を読んで待ってると携帯が鳴った。
開くと奏太から返信が来た。