私が聞き返すと「言ってなかったっけ?」といつもの調子で言った。
「そういえば、私たち自分の家族の事全然知らないね」
「確かに。そうゆうのじっくり話したことなんてなかったな」
「教えてよ。奏太の家族の話」
私は奏太の方を向いた。
どんな些細なことでもいいんだ。
奏太の事が好きになるほど知りたくなる…
「母親がさっきも言ったけどピアノ教室開いてて
父親は普通のサラリーマンです。
んで、幸未も知ってるだろうけど妹の歌穂がいます」
「そうなんだ!」
私が相槌をうつと更に続けた。
「母親はピアニストを目指してたんだけどダメだったんだ。
子供にも音楽に関わってほしいからって音楽関係の漢字が名前に入ってる」
「そっか!
歌穂ちゃんの『歌』と奏太の『奏』だね」
「そう。だから歌穂はピアノをずっと習わされてる。
俺は途中で諦めちゃったけど。
幸未の家族は?」
「うーん。そうだなぁ…」
「そういえば、私たち自分の家族の事全然知らないね」
「確かに。そうゆうのじっくり話したことなんてなかったな」
「教えてよ。奏太の家族の話」
私は奏太の方を向いた。
どんな些細なことでもいいんだ。
奏太の事が好きになるほど知りたくなる…
「母親がさっきも言ったけどピアノ教室開いてて
父親は普通のサラリーマンです。
んで、幸未も知ってるだろうけど妹の歌穂がいます」
「そうなんだ!」
私が相槌をうつと更に続けた。
「母親はピアニストを目指してたんだけどダメだったんだ。
子供にも音楽に関わってほしいからって音楽関係の漢字が名前に入ってる」
「そっか!
歌穂ちゃんの『歌』と奏太の『奏』だね」
「そう。だから歌穂はピアノをずっと習わされてる。
俺は途中で諦めちゃったけど。
幸未の家族は?」
「うーん。そうだなぁ…」

