幸恋‐ユキコイ‐

「明日の洋服見立ててくれない?」


そう、ずっと考えていたことだ。
センスが悪いわけじゃないけど入院してるから絶対流行に乗り遅れている。


「いいよ。
あたしに任せて!」


「本当?ありがとう。
結夏大好き!」


結夏は笑顔で了承してくれた。


「どうせ幸、奏太くんと会う時いつもパジャマかスエットでしょ?
どうせなら可愛くなって惚れ直させちゃいなよ!」


「うん!」


それから今、流行っているアイテムとかデザインを話してるうちにあっという間に神社についた。

人は割と少なくてよかった。


「お参りしてからおみくじ引こうか」


「そうだね」


私はお賽銭を投げいれた。


―――病気が良くなって奏太のそばにずっと居れますように。


病気の事は毎年お祈りしてるけど今年は奏太の事も。
一日でいいから長く生きたい。

その後、おみくじを引いた。

私は中吉で結夏は吉。