そんなこんなであっという間に家に着いた。
「幸未、お帰りなさい」
「ただいま!」
『ただいま』なんて言ったの久しぶり。
家に入ると部屋は何も変わってなかった。
「お父さん、今日は早く帰ってくるってよ」
「本当?お父さんに会うのも久しぶりかも」
「朝からそわそわしてた。
はい、紅茶」
ソファに座り紅茶を一口、口に含む。
「おいしい…」
「そう、よかった」
程よい甘さが口に広がった。
入院する前、お母さんの紅茶が大好きだった。
薬が増えて落ち込んだ時も学校で嫌な事があってもこの紅茶を飲めば忘れられた。
「結夏ちゃんにメールしなくていいの?」
「そうだった!
あと奏太にも連絡するんだった!」
私は携帯の電源を入れて結夏に明日の初詣の事についてのメールをする。
12/31/14:43
to:堺 結夏
subject:無題
――――――――――
今、家に戻ってきたよ!
明日は何時ごろ神社に行く?
―――END―――
「幸未、お帰りなさい」
「ただいま!」
『ただいま』なんて言ったの久しぶり。
家に入ると部屋は何も変わってなかった。
「お父さん、今日は早く帰ってくるってよ」
「本当?お父さんに会うのも久しぶりかも」
「朝からそわそわしてた。
はい、紅茶」
ソファに座り紅茶を一口、口に含む。
「おいしい…」
「そう、よかった」
程よい甘さが口に広がった。
入院する前、お母さんの紅茶が大好きだった。
薬が増えて落ち込んだ時も学校で嫌な事があってもこの紅茶を飲めば忘れられた。
「結夏ちゃんにメールしなくていいの?」
「そうだった!
あと奏太にも連絡するんだった!」
私は携帯の電源を入れて結夏に明日の初詣の事についてのメールをする。
12/31/14:43
to:堺 結夏
subject:無題
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今、家に戻ってきたよ!
明日は何時ごろ神社に行く?
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